5/22/2009

なにかと・・・

最近、大学SNSや学生主催のコミュニティに、妙に殺伐とした空気が流れている。ような気がする。

根本原因についてはここでは書けないが、問題はその原因となった事象に対する、各学生の反応差。
事象そのものを一切気にしない人もいれば、激しく反応する人もいる。同じ反応でも、ある人はその方法論について語り、ある人はその背景となる思想を問題視する。それを学生の力で解決しようと意気込む人がいれば、そもそも解決するような問題じゃないと構える人もおり、中にはその問題に触れることで学生に不利益が生じるかもしれないと尻込みしたり、過剰反応する人を牽制しようとする人もいる。

かくして「新しくできた風変わりな大学の一員」という連帯感によって、創設以来平和かつ友好的な雰囲気が支配していた学生コミュニティには、微かだが確実な亀裂が生じてきている。バランスを取ろうという努力も散見するが、この先どうなるか。ある意味、最初の正念場であり、ここで潰れるようなら未来はないだろう。

根本原因となった事象そのものは、実はたいしたことではない。それに激しく憤ったり、落胆したり失望したりする人もいて、その感情は個人的に良く理解できるのだが、その事象そのものは本来決して「間違った」ものではない。大学当局は、こんな海のものとも山のものともつかぬ大学に率先して飛びこんできた(個性豊かな)多くの社会人学生の存在を忘れ、その扱いを見誤った。それは明らかに運営上の失敗だが、出来てまだ三年足らずの大学だ。この程度は試行錯誤の一つといえよう。基本的な方向性としては間違っていないのだから、あとは多少なりとも学生の声に耳を傾け(るポーズであっても構わないので)、実際問題上のささやかな修正をすれば済むことだろう。

問題は、というか、個人的に注目しているのは学生間の動き。先に正念場と書いたが、亀裂の中から、新たなうねりのような勢力が湧き上がりつつあって、それはそれで楽しみなのだ。俺はこの大学に出来るだけ長くいて人的交流を増やしていきたいと思っているので、大学がどうなるかより、その中で学生たちにどういう動きが出てくるかが関心の的でもある。これまでは単なる「仲良しクラブ」の域を出なかったコミュニティが、それぞれの思惑で、様々な潮流を生み出していく「歴史」を見たい。

不謹慎な発言だが、いま、この大学がようやく面白くなってきた。現在の空気がまた薄れたとき、有意義な流れがいくつか出来上がっていることを期待したい。